無花果の隠居生活

定年退職後の自由な日々の記録

通販の支払い(8月3日)

母が元気な頃(今も体は元気だが…)、

通販で出汁の調味料を買っては

私やご近所でお世話になってる人に配ってくれていた。


その会社から今でもカタログが届く。


先日そのカタログを見て、

麺つゆやところてん、あんみつなどを注文したようで届いていた。


支払いは郵便局かコンビニでの振り込みだ。


デイサービス以外はほとんど外に出ない母。


払いに行けるのか?


きっと行かないだろうな。


「近々郵便局に行ってくるわ!」

と気楽に言う母。


その言葉を信じて、

期日の4日までに行くようにカレンダーに印をして

「郵便局」と書いてあげた。



昨日母が、

「この印は何?郵便局って書いてあるけど?」

って聞いてきた。


もちろん行ってない。


こんなことになるだろうとは思っていたが…。


振り込み用紙とお金を預かって、今日コンビニに行ってきた。


帰りに領収書とおつりを渡しに母の家に行った。


「こんなに暑い中、どこ行ってたん?」

「コンビニやで。お金払ってきたで」

「暑いのにごめんやで」


汗が流れる私の方に扇風機を向けてくれた。


そして冷蔵庫からお茶を出して、

自分だけが飲んでいた。


お茶が飲みたかった訳ではないが、

悲しかった。


ちょっと前の母なら自分だけ飲むなんてこと

ありえない。


少し話して帰る時、

「こんな暑い中、どこに出かけてたん?」

「お母ちゃんのお金払いに行ってたんやで」

「あぁそやったそやった。」


思い出してくれただけ、良しとしよう。