無花果の隠居生活

定年退職後の自由な日々の記録

読了「60歳からはやりたい放題」(9月4日)

図書館で借りた、和田秀樹さんの

「60歳からはやりたい放題」

を読み終えました。




題名に惹かれて借りたのですが、共感できる部分とそうでない部分とがありました。


まずは、60歳からは嫌なことはやらない!


私は前職を定年退職したのですが、残ることは可能でした。


でも責任のある立場にいることがずっとしんどくて…


辞めて正解だったと改めて思うことができました。


それから、小太りの方が長生きするとのこと。


これは最近はこの本以外でも言われていますよね。

痩せなくっちゃ!って思わなくていいんだ。

それだけで気持ちが楽になりました。



「新しい体験」で前頭葉を活発にすること。


私は定年後、前々からやりたかった卓球を始めましたし、ヨガも始めました。


でもスポーツはやり過ぎない方がいいみたいです。


まあ、卓球もヨガも週1だし、お休みもいっぱいあるし、ちょうどいいのかなあと思いました。


でも本当は楽器とかにも挑戦したいのですが、安く受けられるレッスンがなかなか見つかりません。


(因みに卓球とヨガは市が主催しているので、

1回に換算すると300円です)


そして、この本で一番印象に残ったのはガンになった時のことです。


父が肺ガンで亡くなったのですが、

療養する姿を見て「がんばって生きて欲しい」と思っていたのですが、

亡くなってから思うことは、私はガンになったとしても延命のための治療はしたくない。


父も抗がん剤治療をしなかったら、もう少し長く生きられたのではないか?


長く生きられなかったとしても、最後の人生をもっと楽しめたのではないか?


とずっと思ってました。


この本にはまさしく私の考えを肯定してくれる文章が載っていました。


若くしてガンに罹患したのなら、体力もあり、ガン治療を乗り越える体力もありますが、

高齢になってガンに罹患し、

余命1年半と言われて、

もっと長く生きたいと治療をしたところで、

延びるのは1~2年くらいなのです。


父もそうでした。


しかも苦しく、入院退院を繰り返し、

今までのような生活ができません。 

生きていることをたのしめ

ガン治療をしなければ、余命宣告どおりの寿命となりますが、死ぬ1.2ヶ月前まで普通に生活できるのだそうです。

そのことを父も身をもって私や母に教えてくれたのですが、この本を読んで確信しました。


でも生き方は人それぞれの考え方ですし価値観です。

1秒でも長く家族と一緒にいたいと思われる方もおられると思います。


誰が罹患してもおかしくないガン。


元気なうちに罹患したときのことを考えておくことは大切かと思います。